ステップバイステップのガイド; Shimano Nexus 7/8 ギアハブの調整

このガイドは Shimano Nexus Inter-7 あるいは Inter-8 内部ギアハブが装備されている自転車に適用されます。
このハブタイプはローメンテナンスギアシステムのため、一般的にシティバイク、ツーリングバイクや電動自転車で採用されています。

必要なもの

始める前に知っておかないといけないこと

シフトレバーによる調整ボルトを使用してシステムを手動で調整することが可能なことが多いです。
インジケーターが見えるように、最もリアにあるスプロケットの側近くに僅かにチェーンガードを押してください。
この行為は自転車を修理スタンドあるいはフックで吊るした状態ではなく、地面に置いた場合最も簡単にできます。
インジケーターが正しく見れない場合、ハブに手が届くようにするためにチェーンガードを取り外す必要がある場合、自転車を修理スタンドあるいはフックで吊るす方がやりやすいです。

ステップ 1 : ケーブルアジャスターねじを使用したギア調整

ハンドルバー上のシフトレバーを四速に入れてください。(1)
ある場合、チェーンガードカバーキャップを取り外してください。(3)

ステップ 2 : ギアケーブルを手動で調整する

必要であれば、インジケーターがはっきりと見えるよう、布を使ってスプロケットとフレームとの間にあるカセットジョイントを掃除してください。
カセットジョイントはスプロケットとフレームとの間のにあるリアアクスル上にあります。

インジケーター上の黄色のストライプが並んでいるかどうか、カセットジョイントを確認してください。(1)
もしそうでない場合、ギアを調整してください。ハンドルバー上にあるシフトレバー近くのケーブルアジャスターねじを使ってインナーケーブルを締めたり緩めたりすることができます。(3)
上記の例では、インジケーターがカセットジョイントの底にあり、ケーブルを緩めるにはケーブルアジャスターねじを時計回りに回転させてください。(2)
また、インジケーターが上にあるカセットジョイントも存在します。カセットジョイントがトップインジケーター付きの場合、調整ボルトは反時計回りに回転させてください。
黄色のストライプが並んだら、このガイドのステップ3と4は省略できます。

ステップ 3 : ギアケーブルの取り外し

ボルトを完全に締めたあるいは緩めたためにケーブルアジャスターねじを使用してこれ以上ギアケーブルを緩めたり締めたりできない場合、手動でケーブルを更に調整できます。

シフトレバーを一速に入れ、インナーケーブルに緩みを作りながらケーブルアジャスターねじを完全に締めてください。
六角レンチあるいはスポーク14を使って、滑車を下に向けて引っ張ることでカセットジョイントからケーブルを取り出してください。(1、 2 及び 3)
次に、ケーブルハウジングストップからアウターケーブルを取り外してください。

ステップ 4 : ケーブルの調整

カセットジョイント上に、タイプ/型式番号があります。この番号を使えば、正しい調整用ゲージが分かります。(1)
調整用ゲージのどのエンドを使用するかは、カセットジョイントの型式によります。
CJ-NX10 及び CJ-8S20に対しては、101mmのあるフロントエンドが必要です。
127mmの長さのリアエンドは CJ-NX40 及び CJ-8S40 カセットジョイントに使用できます。